
Vogue UK:お気に入りのジュエリーブランドを支える姉妹たち
ガブリエラ・アルティガスがジュエリーの世界へ足を踏み入れたのは、母親のために作ったシンプルなビーズネックレスがきっかけでした。ロサンゼルスのレストランで二人が食事をしていた時、偶然通りすがりの人の目に留まり、その人がそれを買ってしまったのです。この自信に突き動かされ、メキシコ生まれのデザイナーは2003年に自身の名を冠したブランドを設立しました。2008年、ブランドをフルタイムの仕事にするか、趣味程度に縮小するかの岐路に立たされたガブリエラは、姉のテレシータに営業やその他の事務作業を任せることにしました。「最初から、とても良いパートナーシップでした」とテレシータは言います。「私たちはお互いの強みを理解していますし、姉妹として、より良い結果を出すために何をすればいいのかも分かっています。」幼い頃から仲が良く、「ずっと同じ部屋に住んでいたんです」とテレシータは冗談めかして言いますが、二人は並んで仕事をすることでさらに親密になりました。
ガブリエラ・アルティガスの作品の多くは、洗練された細長いフォルムのシグネチャー「インフィニット・タスク」をベースにしています。デザイナーはこれを、プルスルーイヤリング、オープンサークルリング、シャープなペンダントへと昇華させています。新作コレクションには、このシンプルなデザインを再解釈した作品が数多く登場し、アルティガスはカラーパヴェストーンで輝きを添え、耳たぶに沿うように回転させ、膨らませることでやや丸みを帯びたフォルムに仕上げています。常に進化を続けるインフィニット・タスクに加え、アルティガスは建築(祖父フランシスコ・アルティガスは著名なモダニズム建築家)や、幼い頃から母親に促されていた姉妹の異文化探求への情熱から着想を得たモダンな作品も生み出しています。
- アナキアラ・ビオンディ
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